【雑感雑文】NISAの気になること

カブコム様から、先日東証に上場されたiシェアーズのETF3本の取引手数料無料キャンペーンについて、手数料無料の期間が延長される旨のメールがありました。具体的には8月16日までとなっていたものが8月30日までと、8月一杯になったそうです。結構なことですね。

それはともかく、同じメール中にNISAの案内もあって、ふんふんと見ていたら気になる内容がありましたのでちょっと触れておきたいと思います。以下赤字がメール内の注記です。

-----

注) 同一の勘定設定期間において複数の金融機関等にNISA口座を開設することができません。また他の金融機関等にNISA口座内上場株式等を移管することはできません。

→現時点では、ということだったと思います。複数の金融機関に開設できるかどうかはまだ流動的だったかと。


注) NISA口座における配当および譲渡所得は課税所得として見なされず非課税となりますが、同様に損失も税務上ないものとみなされます。このため、NISA口座の損失を一般口座・特定口座の所得と損益通算できません。

→これが制度上の欠陥のように思える要件ですよね。課税と非課税のバランスはよいのですが(いいとこどりにならないので)、財形という目的では少々難点かと思います。


注) NISA口座の毎年の非課税投資枠は年間100万円です。NISA口座では一度売却するとその非課税投資枠の再利用はできません、また利用しなかった非課税投資枠は翌年の投資に繰り越せません。

→長期保有を前提とする(ただし5年)ことになってますので非課税枠を再利用できないことには異議がないのですが、ぴったり100万円にできるかどうかは難しいところだと思います。余る分にはよいのですが、超過した分がどういう扱いになるのか気になります。

あるいは余った部分は投資信託を買っちゃいましょうかねぇ。


注) 配当等はNISA口座を開設する金融機関等経由で交付されないものは非課税となりません。NISA口座で配当等の非課税メリットを享受するためには、NISA口座を開設する金融機関等経由で交付(株式数比例配分方式)する必要があります。

→え!? これが今回一番驚いた項目で、私の勉強不足かもしれませんが初耳でした。株式数比例配分方式を選択すると1557_SPDR S&P500のように米国で分配金に対して税金が源泉徴収されるタイプのETF(以前持っていましたが税率が30%でたまげました)は、NISA口座の内外を問わず外国税額控除ができないのではないでしょうか。

前述のiシェアーズの3本がこうならないことを願っています。分配金の受け取りは銘柄ごとに方式を選択できませんので、NISA口座の分配金非課税をとるか、外国税額控除をとるかの二者択一になるのは結構せつない。


注) 投資信託において支払われる分配金のうち元本払戻金(特別分配金)は非課税であり、NISA制度のメリットは享受できません。

→税金は利益に対して賦課するのだから非課税は当たり前ですよね。NISAのメリットがないのも当然。

-----

NISAの宣伝が喧しいですが、NISAについて考えれば考えるほど、資産運用の経験がない人やまだ浅い人を煽りたてて投資を促してよいものなのか首をひねりたくなります。無論、金融機関の方々には立場がありますし、ひとりひとりが自分の資産運用を考えた方がよいと私も思うのですが、興味や理解度、向き不向きがあることでもあります。そして金銭はとてもプライベートなものです。運用状況を晒している私が言えた義理でもないのですが。

どうなることでしょうね。いずれマネー誌にでもNISAの成功例や失敗例が特集されるのでしょうね。

関連記事

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)