なぜ国内ETFなのか
このテーマ、いつか書かなければと思っていたんです。
日本版ISAの件によって、インデックス投資を旨とする諸氏におかれましては、国内ETFへの投資を考えているかたもおられるのではないかと思います。そのこと自体については特にコメントはありません。各人の自由ですから。
それよりも、どうして私が国内ETFを主体とした資産運用を行っているのか(いきおいあまってブログ名までそのものにしてしまいましたが)、書いておきたいナと思いました。
有り体に申し上げて、一部の国内ETFは流動性が低いです。板の厚みが十分ではありません。(じゃあ、どんだけあれば十分なのか?と聞かれても分かりませんけれど。)
それでも。
流動性を多少犠牲にしても。
国内ETFには良い点があると思うんです。
それは、管理しやすい、ということです。具体的には;
1.円建てであるため為替換算の必要がなく、特定口座により税務処理が簡単であること
2.時差や言葉にストレスを感じなくて済むこと(インデックス投資自体がストレス少ないですが)
3.証券会社を問わずに扱えること(移管できるということです。移管する予定はありませんが)
これらについては、特に真新しいことはないと思います。
管理が容易ということは、ただの事実に過ぎません。
管理が容易ということと、国内ETFを主体として資産運用することの間には、まだ距離があります。たとえば一部のアセットクラスについては海外ETFやインデックスファンドを利用することも選択肢として存在するからです。
そういった可能性を排除して国内ETFを主体としているのはなぜか。
それはすでにこのブログの軍事的投資仮説【6】(非対称の戦争)にてお話したとおり、私は「金融商品の優劣は、資産運用の結果に、決定的な影響を与えない」と考えているからです。
私は長らく悩んでおりました。
どう考えても一部のアセットクラスについての国内ETFは、流動性が低いんです。
海外ETFならこの流動性の問題をクリアできる、インデックスファンドならそもそも流動性を考えなくて済む、そのことが心に引っかかっていたのでした。諸先生方の著作を拝見しても、皆さん流動性を重視しておられました。当たり前ですよね。
しかしながら・・・。
取引量が増えるまで待っていたら、いつまでたっても国内ETFに投資できないのではないだろうか。せっかくの低いコストや管理が容易であることといったメリットを享受できないのではないだろうか。
長期に渡って持ち続けて分配金を再投資したい私にとって、「現時点において」高い流動性が必要だろうか。
そして。
流動性そのものよりも、私自身が金融商品をどうやって活用するのか、そちらの方に意味があるのではないだろうか、そう考えるに至ったのです。
※蛇足、そして話が飛んで恐縮ですが、マイホームを所有することは流動性を限定する資産運用だと思います。これも個人の自由ですけれど。
流動性そのものは資産運用の本質ではない、のではないだろうか、と。
・・・。
そこから先は、ご覧の有様(運用状況を参照ください)です。個人向け国債と金・プラチナ積立(これもコスト的にはあまり有利ではないのでしょうが)以外は全て国内ETFにしてしまいました。
銘柄が少ないので手間がかからなくて楽です。こういうやり方をしている人もいる、いろんなやり方があってよいのだと思います。
2014/10/04追記:その後アセットアロケーションを見直し、個人向け国債を売却し、金・プラチナ積立も中止しました。このため現在では簿外管理銘柄以外はすべて国内ETFでの運用になっています。
日本版ISAの件によって、インデックス投資を旨とする諸氏におかれましては、国内ETFへの投資を考えているかたもおられるのではないかと思います。そのこと自体については特にコメントはありません。各人の自由ですから。
それよりも、どうして私が国内ETFを主体とした資産運用を行っているのか(いきおいあまってブログ名までそのものにしてしまいましたが)、書いておきたいナと思いました。
有り体に申し上げて、一部の国内ETFは流動性が低いです。板の厚みが十分ではありません。(じゃあ、どんだけあれば十分なのか?と聞かれても分かりませんけれど。)
それでも。
流動性を多少犠牲にしても。
国内ETFには良い点があると思うんです。
それは、管理しやすい、ということです。具体的には;
1.円建てであるため為替換算の必要がなく、特定口座により税務処理が簡単であること
2.時差や言葉にストレスを感じなくて済むこと(インデックス投資自体がストレス少ないですが)
3.証券会社を問わずに扱えること(移管できるということです。移管する予定はありませんが)
これらについては、特に真新しいことはないと思います。
管理が容易ということは、ただの事実に過ぎません。
管理が容易ということと、国内ETFを主体として資産運用することの間には、まだ距離があります。たとえば一部のアセットクラスについては海外ETFやインデックスファンドを利用することも選択肢として存在するからです。
そういった可能性を排除して国内ETFを主体としているのはなぜか。
それはすでにこのブログの軍事的投資仮説【6】(非対称の戦争)にてお話したとおり、私は「金融商品の優劣は、資産運用の結果に、決定的な影響を与えない」と考えているからです。
私は長らく悩んでおりました。
どう考えても一部のアセットクラスについての国内ETFは、流動性が低いんです。
海外ETFならこの流動性の問題をクリアできる、インデックスファンドならそもそも流動性を考えなくて済む、そのことが心に引っかかっていたのでした。諸先生方の著作を拝見しても、皆さん流動性を重視しておられました。当たり前ですよね。
しかしながら・・・。
取引量が増えるまで待っていたら、いつまでたっても国内ETFに投資できないのではないだろうか。せっかくの低いコストや管理が容易であることといったメリットを享受できないのではないだろうか。
長期に渡って持ち続けて分配金を再投資したい私にとって、「現時点において」高い流動性が必要だろうか。
そして。
流動性そのものよりも、私自身が金融商品をどうやって活用するのか、そちらの方に意味があるのではないだろうか、そう考えるに至ったのです。
※蛇足、そして話が飛んで恐縮ですが、マイホームを所有することは流動性を限定する資産運用だと思います。これも個人の自由ですけれど。
流動性そのものは資産運用の本質ではない、のではないだろうか、と。
・・・。
そこから先は、ご覧の有様(運用状況を参照ください)です。個人向け国債と金・プラチナ積立(これもコスト的にはあまり有利ではないのでしょうが)以外は全て国内ETFにしてしまいました。
銘柄が少ないので手間がかからなくて楽です。こういうやり方をしている人もいる、いろんなやり方があってよいのだと思います。
2014/10/04追記:その後アセットアロケーションを見直し、個人向け国債を売却し、金・プラチナ積立も中止しました。このため現在では簿外管理銘柄以外はすべて国内ETFでの運用になっています。
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