アセットクラス兵科説【1】(トンデモ理論)

かのチャールズ・エリス翁は名著『敗者のゲーム』において、戦争とは究極の敗者のゲームであると述べています。また「有価証券」の英訳である「securities」(セキュリティーズ)は、「安全保障」と同じ語であることにも言及していたと記憶しています。

また、前述の『敗者のゲーム』や木村剛氏の『投資戦略の発想法』を読んでいると、『孫子』や『戦争論』などの軍事理論書の記述との類似を感じます。

投資と軍事、一見するとまるで畑違いの分野ですが、どちらも防衛的な発想に立ち、不確かな未来に対してリスクをとるところが共通しているから類似性を感じるのではないでしょうか。
 
さてここからトンデモ理論になるのですがその前に。

みなさまはAGE of EMPIRESⅡというPCゲームをご存じでしょうか。かいつまんで説明すると、中世から近世くらいの時代背景の下、非戦闘員である町の人を使役して農作物や鉱物資源を採取しながら、戦闘員を養成してライバルの領地を征服してゆくことを競う内容のゲームです。

このゲームにヒントを得て、近世以前の兵科を資産運用のアセットクラスに当てはめることができるのではないだろうか、というのが「アセットクラス兵科説」です。私が勝手に作った言葉ですから一般的な単語ではありませんよ。

債券:動きは遅いが編成しやすく、面を押さえる防御的な運用に有効な「歩兵」に相当

株式:機動力・攻撃力に優れ、軍団の主力になる「騎兵」に相当

不動産:機動力が極めて低いが、威力抜群の火縄銃や大砲を装備する「砲兵」に相当

これらの他にコモディティをどうするか、主戦力にはならない散兵(遊撃兵)とするか、戦線参加しない近衛兵とするかは決めかねていますが、上記三種類が基本となります。

次回以降、このアセットクラス兵科説に基づいてアセットアロケーションを語ってみようと思います。
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コメント

No title

なかなか面白そうですね。
この考え方でいけば、現金・預金はさしずめ補給部隊ですか。補給部隊が潤沢にないと、他の兵科の兵士たちはばたばたと野たれ死んでいく。
不動産が砲兵だとすれば、不動産を証券化したリートは、自走砲(砲兵よりも機動力=流動性を増大)ですね。
株式が軍用機に例えられるなら、株式型投資信託は軍用機(株式)を満載した空母といったところ。

コメントありがとうございます

鋭いご指摘です。予備の現金は兵站や補給部隊、または前線部隊に対する予備兵力であると考えています。不動産も実物不動産とEITではい性質が異なりますね。牽引砲と自走砲に分けるのは思いつきませんでした。

近代兵器や軍隊にたとえるというのもありかもしれないなあと思いました。ただ私の知識の拙さがネックになりますけれど・・・。

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