軍事的投資仮説【7】(天災)

※この記事は歴史的事実や金融商品のリスクなどを厳密に検証したものではありません。いわゆる「ネタ」ですので、軽い気持ちでご覧ください。(狼狽えてしまいますから本気で反論しないでくださいね、というエクスキューズ)
 
「アセットクラス兵科説」を発展させ、投資・資産運用のトピックスを軍事的に説明する試みとして「軍事的投資仮説」なる珍説を展開してみたいと思います。七回目の今日はナチュラルディザスター(天災)について考えてみましょう。

まずはアセットクラス兵科説を思い出してください。ここでは新しい兵科も加えますのでおさらいしてみましょう。

騎兵:株式
歩兵:債券
砲兵:不動産
近衛兵:コモディティ(貴金属)
輜重兵:予備資金(現金や流動性資金)

最後の輜重兵というのは補給部隊です。武器兵糧を前線に運ぶ役割を持っている兵科です。

さて、以上のような兵科の軍勢が平原に布陣している状況を想像します。騎兵、歩兵、砲兵は当然ながら前線に立ちます。指揮官は平地を見下ろして全体を見る必要がありますので丘の上に本陣を構えます。したがって近衛兵は丘の上に配置します。輜重兵は物資を満載した荷駄車を運んで後方に待機しています。

・・・準備が整いました。

ところが突然地響きとともに濁流がこちらに向かって押し寄せてくるではありませんか!

騎兵は、足が速いので直ちに避難できます。
砲兵は、大砲は水に沈みますので身一つで避難できます。
近衛兵は、丘の上にいるのでそもそも影響を受けません。

・・・。

歩兵と輜重兵は逃げきれずに濁流に押し流されて壊滅してしまいました。



株式と不動産とコモディティが影響を受けず債券と現金がダメージを受ける経済現象があったことを、賢明なみなさまはよくよくご存じのはずです。

インフレです。

※不動産は影響を受けないと書きましたが、インフレ時には金利が上昇します。不動産でもREITは借り入れを起こして不動産投資していることが多いので、金利上昇により収益などが悪化する可能性がありますのでご留意ください。

景気拡大期の通貨価値下落をインフレーションといいますが、景気縮小期の通貨価値下落はスタグフレーションと呼ばれて区別されています。景気の善し悪しというのは、軍事的投資仮説で無理矢理こじつけると季節に相当するのではないかと考えています。

つまり春夏の洪水はインフレーション、秋冬の洪水はスタグフレーションとなるかと思います。自然界では起こりにくいですが、冬に洪水が起きたら悲惨というほかありません。しかしながらスタグフレーションは起こりえます。

インフレの原因の一つは通貨量の増大ですが、通貨量を増大させる金融緩和の際には「じゃぶじゃぶ」という水をイメージする言い方をしますよね。多すぎても少なすぎてもいけない水になぞらえるのは象徴的な意味があるように思うのは私だけではないでしょう。

最後になりますが、インフレーションについて語るならば当然デフレーションに言及する必要があります。ですがインフレーションの逆になりますのですぐにイメージできると思います。

デフレは景気縮小期に通貨価値が上昇することですから、秋冬の干ばつ(水涸れ)に相当します。上流にいる水門の門番に水を流してほしいと声が上がるのは当然ですよね。ですが門番はちゃんと水門を開いているんです。

・・・。

ここまでにしておきましよう。
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コメント

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アセット分散を進めてきました。ポートフォリオもかなり進化して、最近はヘッジファンドの直接購入も始めました。以下のコモディティのエレメンツキャピタルの記事とか
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDRNDY6K50ZD01.html
皆さんのブログ等を見て直接連絡しています。

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