軍事的投資仮説【3】(戦術編その1)

※この記事は歴史的事実や金融商品のリスクなどを厳密に検証したものではありません。いわゆる「ネタ」ですので、軽い気持ちでご覧ください。(狼狽えてしまいますから本気で反論しないでくださいね、というエクスキューズ)
 
「アセットクラス兵科説」を発展させ、投資・資産運用のトピックスを軍事的に説明する試みとして「軍事的投資仮説」なる珍説を展開してみたいと思います。三回目の今日は、戦術について考えてみます。

進攻してくる敵軍との交戦を避けて後方に下がり、自軍に有利な地点に誘導したり、敵軍の補給能力に対する負荷を増すことにより敵軍の弱体化をはかるという作戦があります。遅滞戦術とか機動防御と呼んだりするようですね。ナポレオンに対してロシア軍がとった行動は焦土作戦と呼び、さらに徹底したものになっています。

進攻してくる敵軍につかず離れず後退しながら反撃する機会を待つ。これによく似た投資行動があったと思います。

いわゆるナンピンですね。

買いの場合は値下がりに合わせて買い続けて平均購入単価を下げる、売りの場合は値上がりに合わせて売り続けて平均売却単価を上げる行動です。

これについては私の失敗例をご覧いただきましょう。1552_VIX短期先物指数にてご紹介した通り、実行に際して注意が必要な方法です。うまくいくときもあるのですが、「下手なナンピン素寒貧」という相場格言もありますので、失敗しても私を責めないでくださいね。



戦線維持。読んで字のごとく、戦場に張り付いて、基本的に進みもしないし退きもしない行動です。もちろん敵陣にスキがあるなら打撃することもあるのでしょうが、敵の侵入を防ぐことを目的とすることが多いと思われるので、積極的な進攻は考えません。

この作戦で真っ先に思いつくのは万里の長城や、ローマ軍によるリメス・ゲルマニクス(ゲルマニア防壁)といった、いわゆる要塞線です。上記は古代から近世のものですが、近代ではドイツとの国境にフランスが構築したマジノ要塞群がありますね。

多数の人員が前線に張り付くことになりますので、要塞そのものの設計や補給が欠かせません。

ちなみに、これは私が人から聞いた話なので真偽のほどは確認しておりませんが、万里の長城には要所要所に兵士の詰め所があります。これを「戸」といって、山の上にあるのが「上戸(じょうご)」、山の下にあるのが「下戸(げこ)」なんだそうです。防寒のため上戸にはお酒が支給されたことから、お酒が飲める人のことを上戸、飲めない人のことを下戸というとかいわないとか。

さて、戦線維持を軍事的投資仮説にて資産運用に当てはめるとしたら・・・やっぱりバイ&ホールドでしょうね。

相場の変動に惑わされずに、市場に居続ける。稲妻が輝くとき、星が流れるとき、そんな一瞬に立ち会うために。

まっ、別にお酒を飲んで待っている必要はありませんけどね。
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