日経カバコ月次ウォッチ(2016/06)

はじめに(←本シリーズの説明)



※単位は円、純資産および終値は1口当たり。▽はコールプレミアムを示す。
※日経平均株価および日経平均カバードコール指数は日本経済新聞社によります。
※権利行使価格は推定価格をプロットしたものです。
※1565純資産および終値は東証のページから数値をプロットしています。
※コールプレミアムは大取のデータを参照しています。


 
6月SQ値は16,639.11となり権利行使価格の17,500円を下回りました。

7月SQの権利行使価格は17,750円17,625円(7/9修正)、コールプレミアムは60円80円(同)と思われます。

以下はSQ前日の日経平均株価終値に1.05を乗じた数値を超える最少の権利行使価格と、その権利行使価格のSQ日のコールプレミアム終値を調べたものです。実際の分配金は費用や配当などにより必ずしもコールプレミアムの合計と同じではありません。

SQ月
 権利行使価格
 コールプレミアム
05月
16,625円
180円
06月
17,500円
75円
07月
17,625円
80円
合計

335円

過去の分配金はこちらを参照ください。



【指数の比較】

SQ日
日経平均
変動率
日経カバコ
変動率
差異
C.P.

2016/01/08
17,697.96

15,823.90




2016/02/12
14,952.61
-15.5%
13,479.68
-14.8%
0.7%
145

2016/03/11
16,938.87
13.3%
15,364.93
14.0%
0.7%
170

2016/04/08
15,821.52
-6.6%
14,483.94
-5.7%
0.9%
155

2016/05/13
16,412.21
3.7%
14,998.54
3.6%
-0.2%
180

2016/06/10
16,601.36
1.2%
15,241.06
1.6%
0.5%
75

2016/07/**







2016/08/**







2016/09/**







2016/10/**







2016/11/**







2016/12/**







2017/01/**















累計
16,601.36
-6.2%
15,241.06
-3.7%
2.5%
725

前月
16,412.21
-7.3%
14,998.54
-5.2%
2.0%
650









はSQ値が権利行使価格を超過しなかったことを示し、はSQ値が権利行使価格を超過したことを示す。

5月SQ日から6月SQ日の比較では、日経平均が前月比1.2%だったのに対して日経カバコは前月比1.6%となりました。今月は日経平均が権利行使価格を下回りましたので、日経カバコが優勢となりました。

年初SQ日から直近SQ日の比較では、日経平均が▲6.2%であるのに対して、日経カバコは▲3.7%となっています。日経カバコが優勢です。



【ETF一口当たり純資産の比較】

SQ日
1321_225
変動率
1565_カバコ
変動率
差異
2016/01/08
18,151.70

15,479.00


2016/02/12
15,332.10
-15.5%
13,123.00
-15.2%
0.3%
2016/03/11
17,381.10
13.4%
15,115.00
15.2%
1.8%
2016/04/08
16,353.10
-5.9%
14,327.00
-5.2%
0.7%
2016/05/13
16,961.80
3.7%
14,734.00
2.8%
-0.9
2016/06/10
17,156.50
1.1%
14,999.00
1.8%
0.7%
2016/07/**





2016/08/**





2016/09/**





2016/10/**





2016/11/**





2016/12/**





2017/01/**











分配金
0.00

-








トータルR
17,156.50
-5.5%
14,999.00
-3.1%
2.4%
前月
16,961.80
-6.6%
14,734.00
-4.8%
1.7%








こちらはそれぞれの指数に連動しているETFの一口当たり純資産の比較です。指数に対して日経平均構成銘柄の配当金の要素が加わりますので、指数の変動とは動きが若干異なります。

1565_日経カバコは2014年に入ってからは、従来の指数連動有価証券での運用ではなくて、225先物によるカバードコール運用になっています。したがって指数の変動から乖離がでる場合があることと、分配金が出ないことに注意が必要です。

私はETFを比較する際には通常は市場価格を使用しているのですが、この数表では一口当たり純資産の比較にしています。これは1565_日経カバコの取引量が大きくないので市場価格を使用するとイレギュラーな変動率になるかもしれないということを危惧したからです。



最後に6月SQ日の所感です。

サミットが終わり、消費増税が延期されました。脱力もひとしおです。いよいよアベノミクスの挫折がはっきりしてきたように思えます。私自身は2014年に総選挙に突入した時点で規制緩和を中心とした成長戦略は不可能だと予測しましたが、こうならなければいいなと思っているほうに進んでしまい悲観的になっています。

こうなってしまった以上、もはや多くの犠牲を出すハードランディングになってしまいそうに思えます。

三菱東京UFJ銀行が日本国債のプライマリーディーラーの地位を返上したことが大きなニュースになっていました。機を見るに敏、といったところでしょうか。日本国債暴落と金利上昇は近いのかもしれませんね。

橘玲さんの本に書いてあった言葉を引用してみます。「恐れる必要はない。しかし、備える必要はある。」 エコノミカルディザスターへの備えはできてますか?



次回SQ日は7月8日です。



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