日経カバコ月次ウォッチ(2016/02)
はじめに(←本シリーズの説明)

※単位は円、純資産および終値は1口当たり。▽はコールプレミアムを示す。
※日経平均株価および日経平均カバードコール指数は日本経済新聞社によります。
※権利行使価格は推定価格をプロットしたものです。
※1565純資産および終値は東証のページから数値をプロットしています。
※コールプレミアムは大取のデータを参照しています。
2月SQ値は15,156.81となり権利行使価格の18,750円を下回りました。
3月SQの権利行使価格は16,500円、コールプレミアムは170円と思われます。
以下はSQ前日の日経平均株価終値に1.05を乗じた数値を超える最少の権利行使価格と、その権利行使価格のSQ日のコールプレミアム終値を調べたものです。実際の分配金は費用や配当などにより必ずしもコールプレミアムの合計と同じではありません。
過去の分配金はこちらを参照ください。
【指数の比較】
※■はSQ値が権利行使価格を超過しなかったことを示し、◆はSQ値が権利行使価格を超過したことを示す。
1月SQ日から2月SQ日の比較では、日経平均が前月比-15.5%だったのに対して日経カバコは前月比-14.8%となりました。今月も日経平均が権利行使価格を下回りましたので、日経カバコが優勢となりました。
【ETF一口当たり純資産の比較】
こちらはそれぞれの指数に連動しているETFの一口当たり純資産の比較です。指数に対して日経平均構成銘柄の配当金の要素が加わりますので、指数の変動とは動きが若干異なります。
1565_日経カバコは2014年に入ってからは、従来の指数連動有価証券での運用ではなくて、225先物によるカバードコール運用になっています。したがって指数の変動から乖離がでる場合があることと、分配金が出ないことに注意が必要です。
私はETFを比較する際には通常は市場価格を使用しているのですが、この数表では一口当たり純資産の比較にしています。これは1565_日経カバコの取引量が大きくないので市場価格を使用するとイレギュラーな変動率になるかもしれないということを危惧したからです。
最後に2月SQ日の所感です。
マイナス金利導入発表により円が下落して日経平均は跳ね上がりましたが、その後で北米利上げペース鈍化を意識させる要人発言もあり、円高・株安が急激に進みました。中国は春節休み期間中でしたがこれで中国が動き出したらどうなることやら。
こういう鉄火場の相場で切った張ったができたらそれはそれで楽しいことだと思います。ものすごく儲かった人も、その反対で大損ぶっこいた方もおられることでしょう。私はとてもついていけそうにありません。買いに向かうべき総悲観はまだ先のような気がしていますが、売買ルールにしたがってETFをちょこちょこ買い増ししています。インデックス投資家の本領が試されますね。
「歳寒くして而して後に松柏の遅れて凋むるを知る」(逆境のときこそ好調時に見えなかったものが見えてくる)ですな。
次回SQ日は3月10日です。

※単位は円、純資産および終値は1口当たり。▽はコールプレミアムを示す。
※日経平均株価および日経平均カバードコール指数は日本経済新聞社によります。
※権利行使価格は推定価格をプロットしたものです。
※1565純資産および終値は東証のページから数値をプロットしています。
※コールプレミアムは大取のデータを参照しています。
2月SQ値は15,156.81となり権利行使価格の18,750円を下回りました。
3月SQの権利行使価格は16,500円、コールプレミアムは170円と思われます。
以下はSQ前日の日経平均株価終値に1.05を乗じた数値を超える最少の権利行使価格と、その権利行使価格のSQ日のコールプレミアム終値を調べたものです。実際の分配金は費用や配当などにより必ずしもコールプレミアムの合計と同じではありません。
SQ月 | 権利行使価格 | コールプレミアム |
02月 | 18,750円 | 145円 |
03月 | 16,500円 | 170円 |
04月 | ||
合計 | 315円 |
過去の分配金はこちらを参照ください。
【指数の比較】
SQ日 | 日経平均 | 変動率 | 日経カバコ | 変動率 | 差異 | C.P. | ※ |
2016/01/08 | 17,697.96 | 15,823.90 | |||||
2016/02/12 | 14,952.61 | -15.5% | 13,479.68 | -14.8% | 0.7% | 145 | ■ |
2016/03/** | |||||||
2016/04/** | |||||||
2016/05/** | |||||||
2016/06/** | |||||||
2016/07/** | |||||||
2016/08/** | |||||||
2016/09/** | |||||||
2016/10/** | |||||||
2016/11/** | |||||||
2016/12/** | |||||||
2017/01/** | |||||||
累計 | 14,952.61 | -15.5% | 13,479.68 | -14.8% | 0.7% | 145 | |
前月 | |||||||
1月SQ日から2月SQ日の比較では、日経平均が前月比-15.5%だったのに対して日経カバコは前月比-14.8%となりました。今月も日経平均が権利行使価格を下回りましたので、日経カバコが優勢となりました。
【ETF一口当たり純資産の比較】
SQ日 | 1321_225 | 変動率 | 1565_カバコ | 変動率 | 差異 |
2016/01/08 | 18,151.70 | 15,479.00 | |||
2016/02/12 | 15,332.10 | -15.5% | 13,123.00 | -15.2% | 0.3% |
2016/03/** | |||||
2016/04/** | |||||
2016/05/** | |||||
2016/06/** | |||||
2016/07/** | |||||
2016/08/** | |||||
2016/09/** | |||||
2016/10/** | |||||
2016/11/** | |||||
2016/12/** | |||||
2017/01/** | |||||
分配金 | 0.00 | - | |||
トータルR | 15,332.10 | -15.5% | 13,123.00 | -15.2% | 0.3% |
前月 | |||||
こちらはそれぞれの指数に連動しているETFの一口当たり純資産の比較です。指数に対して日経平均構成銘柄の配当金の要素が加わりますので、指数の変動とは動きが若干異なります。
1565_日経カバコは2014年に入ってからは、従来の指数連動有価証券での運用ではなくて、225先物によるカバードコール運用になっています。したがって指数の変動から乖離がでる場合があることと、分配金が出ないことに注意が必要です。
私はETFを比較する際には通常は市場価格を使用しているのですが、この数表では一口当たり純資産の比較にしています。これは1565_日経カバコの取引量が大きくないので市場価格を使用するとイレギュラーな変動率になるかもしれないということを危惧したからです。
最後に2月SQ日の所感です。
マイナス金利導入発表により円が下落して日経平均は跳ね上がりましたが、その後で北米利上げペース鈍化を意識させる要人発言もあり、円高・株安が急激に進みました。中国は春節休み期間中でしたがこれで中国が動き出したらどうなることやら。
こういう鉄火場の相場で切った張ったができたらそれはそれで楽しいことだと思います。ものすごく儲かった人も、その反対で大損ぶっこいた方もおられることでしょう。私はとてもついていけそうにありません。買いに向かうべき総悲観はまだ先のような気がしていますが、売買ルールにしたがってETFをちょこちょこ買い増ししています。インデックス投資家の本領が試されますね。
「歳寒くして而して後に松柏の遅れて凋むるを知る」(逆境のときこそ好調時に見えなかったものが見えてくる)ですな。
次回SQ日は3月10日です。
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