日経カバコ月次ウォッチ(2015/05)

はじめに(←本シリーズの説明)



※単位は円、純資産および終値は1口当たり。▽はコールプレミアムを示す。
※日経平均株価および日経平均カバードコール指数は日本経済新聞社によります。
※権利行使価格は推定価格をプロットしたものです。
※1565純資産および終値は東証のページから数値をプロットしています。
※コールプレミアムは大取のデータを参照しています。


 
5月SQ値は19,270.79となり権利行使価格の21,000円を下回りました。

6月SQの権利行使価格は20,375円、コールプレミアムは110円と思われます。

以下はSQ前日の日経平均株価終値に1.05を乗じた数値を超える最少の権利行使価格と、その権利行使価格のSQ日のコールプレミアム終値を調べたものです。実際の分配金は費用や配当などにより必ずしもコールプレミアムの合計と同じではありません。

SQ月
 権利行使価格
 コールプレミアム
05月
21,000円
55円
06月
20,375円
110円
07月


合計

165円

過去の分配金はこちらを参照ください。



【指数の比較】

SQ日
日経平均
変動率
日経カバコ
変動率
差異
C.P.

2015/01/09
17,197.73

14,930.35




2015/02/13
17,913.36
4.2%
15,674.66
5.0%
0.8%
135

2015/03/13
19,254.25
7.5%
16,697.03
6.5%
-1.0%
50

2015/04/10
19,907.63
3.4%
17,346.43
3.9%
0.5%
100

2015/05/08
19,379.19
-2.7%
16,932.76
-2.4%
0.3%
55









































































累計
19,379.19
12.7%
16,932.76
13.4%
0.7%
340

前月
19,907.63
15.8%
17,346.43
16.2%
0.4%
285









はSQ値が権利行使価格を超過しなかったことを示し、はSQ値が権利行使価格を超過したことを示す。

4月SQ日から5月SQ日の比較では、日経平均が前月比-2.7%だったのに対して、日経カバコは前月比-2.4%となりました。SQ値が権利行使価格を下回ったため、日経カバコの方が有利に推移しました。

年初SQ日から直近SQ日の比較では、日経平均が12.7%であるのに対して、日経カバコは13.4%となっています。日経カバコがわずかに差を広げました。




【ETF一口当たり純資産の比較】

SQ日
1321_225
変動率
1565_カバコ
変動率
差異
2015/01/09
17,574.20

14,669.00


2015/02/13
18,304.40
4.2%
15,399.00
5.0%
0.8%
2015/03/13
19,681.90
7.5%
16,337.00
6.1%
-1.4%
2015/04/10
20,463.80
4.0%
17,054.00
4.4%
0.4%
2015/05/08
19.934.30
-2.6%
16,578.00
-2.8%
-0.2%






















































分配金
0.00

-








トータルR
19,934.30
13.4%
16,578.00
13.0%
-0.4%
前月
20,463.80
16.4%
17,054.00
16.3%
-0.2%








こちらはそれぞれの指数に連動しているETFの一口当たり純資産の比較です。指数に対して日経平均構成銘柄の配当金の要素が加わりますので、指数の変動とは動きが若干異なります。

1565_日経カバコは2014年に入ってからは、従来の指数連動有価証券での運用ではなくて、225先物によるカバードコール運用になっています。したがって指数の変動から乖離がでる場合があることと、分配金が出ないことに注意が必要です。

私はETFを比較する際には通常は市場価格を使用しているのですが、この数表では一口当たり純資産の比較にしています。これは1565_日経カバコの取引量が大きくないので市場価格を使用するとイレギュラーな変動率になるかもしれないということを危惧したからです。



最後に5月SQ日の所感です。

日経平均はこれまでの上昇局面から横ばい、膠着状態になったように見えます。

相場は上がり続けたり逆に下がり続けたりすることはしないものなので自然な動きではあるのですが、このあたりが天井なんでしょうか。

今月のグラフを見ていて気になるのは、1565_日経カバコの純資産の推移に対して市場価格(終値)が極端に上振れている日が目立っていることです。カバードコールは買う権利を売る、すなわち売る義務を背負うというポジションですので、もしかしたらこのあたりが日経平均の天井で、ここからは膠着状態が続くと予想する人が増えてきたのかもしれませんね。



次回SQ日は6月12日です。



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