【失敗談】自社株への投資

私の株式投資は持株会から始まりました。

持株会というのは、給料から一定額を拠出して自社株(単元未満)をドルコスト平均法で買い付ける、組合のようなものです。自分が仕事を頑張ることで自分の給料が上がり、会社の業績も良くなって株価が上がる。そんな都合のよいバラ色の夢物語を、かつて私は実際に体験しました。

しばらくして持株会で積み立てていた自社株が単元(市場売買の基準数)に達したので、引き出して市場で売却しました。このときに手に入れたお金がその後の資産運用の元手となったのですが、私はこのようにいい夢を見せてくれた自社株への愛着を捨てきれず、再び自社株を市場で買い戻し、さらに買い増ししたのでした。
 
しばらくは順調に株価が上がっていきましたし、配当も出てウハウハしておりました。ところが・・・。

サブプライムローン問題、そしてあのリーマンショック。リスク資産が半減するというサラリーマンショックを味わいました。ううっ、苦い・・・。

ですが私は狼狽売りはしませんでした。じーっと我慢していれば株価はまた回復してくる、いやむしろここで買い増すべきだと思いました。でも・・・。

会社の業績が芳しくないために給料が減ってしまい、キャッシュ余力がなくなってしまったのです。

幸いなことに、私の勤め先は倒産することなく、私の自社株も紙くず(電子くず)にはなりませんでした。しかし今もってリーマンショック前の価格水準に戻っておりません。

インデックスファンドやETFのことを知りいずれは乗り換えようと思いながら、多大な含み損を抱えた自社株を塩漬けにしてました。得意料理はカブの塩漬け!

そんな日々にも転機が訪れます。

勤め先で「インサイダー取引」に対する注意喚起がなされました。このことがきっかけになり、長年手元においてきた自社株を全て売却することを決意したのです。売りたいときに売れない、また当局に痛くもない腹を探られるのはまっぴら御免だと思ったからです。

話しが逸れますが、このインサイダー取引の成立用件はとても曖昧です(はっきり規定すると抜け道ができてしまうのかもしれませんが)。当局の気分次第でいかようにでも適用できるのではないかととても恐ろしく感じたものです。

決算発表後でありインサイダー取引であると判定される可能性が低いであろうある日、正確には2011年11月9日、私は自社株に別れを告げ、757,880円の損失を確定させました。これは繰延税金資産として確定申告時に繰り越しています。



自社株への投資は、やってはいけない悪いことではありません。上述したとおり、自分の頑張りによる給料アップと、会社の業績アップによる株価上昇というポジティブな相乗効果がありえます。ですが私はもう自社株に投資することはないでしょう(役員にでもならない限りは)。なぜなら;

1.給料減少(最悪のケースでは倒産・失業)のリスクと資産減少のリスクを同時に採ることになるから

2.インサイダー取引と見なされる可能性のある期間に売買しにくいから(決算期末日から発表までの期間)

3.インデックスファンドやETFの使い勝手の良さを知ってしまったから



いかがでしたでしょうか。以上が私の失敗談の第一弾です。笑いのタネ、もしくはなにかの参考になったら幸いです。それでは今日はここまで。
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