日経カバコ月次ウォッチ(2014/10)

はじめに(←本シリーズの説明)



※単位は円、純資産および終値は1口当たり。▽はコールプレミアムを示す。
※日経平均株価および日経平均カバードコール指数は日本経済新聞社によります。
※権利行使価格は推定価格をプロットしたものです。
※1565純資産および終値は東証のページから数値をプロットしています。
※コールプレミアムは大取のデータを参照しています。


 
10月SQ値は15,296.37となり権利行使価格の16,750円を下回りました。

11月SQの権利行使価格は16,375円、コールプレミアムは47円と思われます。

以下はSQ前日の日経平均株価終値に1.05を乗じた数値を超える最少の権利行使価格と、その権利行使価格のSQ日のコールプレミアム終値を調べたものです。実際の分配金は費用や配当などにより必ずしもコールプレミアムの合計と同じではありません。

SQ月
 権利行使価格
 コールプレミアム
11月
16,375円
47円
12月


01月


合計

47円

過去の分配金はこちらを参照ください。



【指数の比較】

SQ日
日経平均
変動率
日経カバコ
変動率
差異
C.P.

2014/01/10
15,912.06

13,934.61




2014/02/14
14,313.03
-10.0%
12,617.55
-9.5%
0.6%
105

2014/03/14
14,327.66
0.1%
12,692.53
0.6%
0.5%
70

2014/04/11
13,960.05
-2.6%
12,399.74
-2.3%
0.3%
38

2014/05/09
14,199.59
1.7%
12,654.22
2.1%
0.3%
46

2014/06/13
15,097.84
6.3%
13,554.97
7.1%
0.8%
105

2014/07/11
15,164.04
0.4%
13,691.49
1.0%
0.6%
85

2014/08/08
14,778.37
-2.5%
13,361.77
-2.4%
0.1%
21

2014/09/12
15,948.29
7.9%
14,446.92
8.1%
0.2%
28

2014/10/10
15,300.55
-4.1%
13,884.53
-3.9%
0.2%
28

2014/11/14





47









累計
15,300.55
-3.8%
13,884.53
-0.4%
3.5%
573









はSQ値が権利行使価格を超過しなかったことを示し、はSQ値が権利行使価格を超過したことを示す。

9月SQ日から10月SQ日の比較では、日経平均が前月比-4.1%だったのに対して、日経カバコは前月比-3.9%となりました。SQ値は権利行使価格を超えませんでした。

年初SQ日から直近SQ日の比較では、2014年に入ってからSQ値が権利行使価格を超えたことはまだありませんので、日経平均が-3.8%であるのに対して、日経カバコは-0.4%となっています。今のところは日経カバコの方が有利な状況です。



【ETF一口当たり純資産の比較】

SQ日
1321_225
変動率
1565_カバコ
変動率
差異
2014/01/10
16,227.40

13,775.00


2014/02/14
14,594.90
-10.1%
12,492.00
-9.3%
0.7%
2014/03/14
14,616.50
0.1%
12,517.00
0.2%
0.1%
2014/04/11
14,345.20
-1.9%
12,398.00
-1.0%
0.9%
2014/05/09
14,590.60
1.7%
12,559.00
1.3%
-0.4%
2014/06/13
15,513.00
6.3%
13,447.00
7.1%
0.7%
2014/07/11
15,394.10
-0.8%
13,533.00
0.6%
1.4%
2014/08/08
15,000.60
-2.6%
13,171.00
-2.7%
-0.1%
2014/09/12
16,193.90
8.0%
14,225.00
8.0%
0.0%
2014/10/10
15,623.90
-3.5%
13,748.00
-3.4%
0.2%
2014/11/14











分配金
199.00

-








トータルR
15,822.90
-2.5%
13,748.00
-0.2%
2.3%








こちらはそれぞれの指数に連動しているETFの一口当たり純資産の比較です。指数に対して日経平均構成銘柄の配当金の要素が加わりますので、指数の変動とは動きが若干異なります。たとえば4月SQ日時点の日経平均が前月比-2.6%だったのに対して、1321_225は前月比-1.9%でした。これは3月末の配当金が加算されたことによります。

1565_日経カバコは2014年に入ってからは、従来の指数連動有価証券での運用ではなくて、225先物によるカバードコール運用になっています。したがって指数の変動から乖離がでる場合があることと、分配金が出ないことに注意が必要です。

私はETFを比較する際には通常は市場価格を使用しているのですが、この数表では一口当たり純資産の比較にしています。これは1565_日経カバコの取引量が大きくないので市場価格を使用するとイレギュラーな変動率になるかもしれないということを危惧したからです。



最後に10月SQ日の所感です。

9月は半期の決算月であるためか、9月末までは日経平均はじわじわと上昇していきました。10月に入ってからは円安の勢いがやや緩み、また米国の株価下落とあいまって、足元では値下がりに転じています。

11月SQに向けた権利行使価格は16,375円ということで、日経平均の値下がりを反映して権利行使価格も引き下がりました。コールプレミアムは47円ということで、前月に比べてボラティリティが上昇してきたのだと思われます。

直近9月の日経平均最高値は16,374.14でしたので、16,375円の権利行使価格を超過するかどうかは微妙なところだと思います。ここのところの日経平均は為替動向に左右されているようですのでなんともいえません。



次回SQ日は11月14日です。

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