日経カバコ月次ウォッチ(2014/07)

はじめに(←本シリーズの説明)



※単位は円、純資産および終値は1口当たり。▽はコールプレミアムを示す。
※日経平均株価および日経平均カバードコール指数は日本経済新聞社によります。
※権利行使価格は推定価格をプロットしたものです。
※1565純資産および終値は東証のページから数値をプロットしています。
※コールプレミアムは大証のデータを参照しています。


 
7月SQ値は15,084.06となり権利行使価格の15,750円を下回りました。

8月SQの権利行使価格は16,000円、コールプレミアムは21円と思われます。


日経平均株価は権利行使価格を超えることなくほぼ横ばいで推移しました。カバードコール戦略にとっては理想的な展開でした。


以下はSQ前日の日経平均株価終値に1.05を乗じた数値を超える最少の権利行使価格と、その権利行使価格のSQ日のコールプレミアム終値を調べたものです。実際の分配金は費用や配当などにより必ずしもコールプレミアムの合計と同じではありません。

SQ月
 権利行使価格
 コールプレミアム
08月
16,000円
21円
09月


10月


合計

21円

過去の分配金はこちらを参照ください。



【指数の比較】
SQ日
日経平均
変動率
日経カバコ
変動率
差異
2014/01/10
15,912.06

13,934.61


2014/02/14
14,313.03
-10.0%
12,617.55
-9.5%
0.6%
2014/03/14
14,327.66
0.1%
12,692.53
0.6%
0.5%
2014/04/11
13,960.05
-2.6%
12,399.74
-2.3%
0.3%
2014/05/09
14,199.59
1.7%
12,654.22
2.1%
0.3%
2014/06/13
15,097.84
6.3%
13,554.97
7.1%
0.8%
2014/07/11
15,164.04
0.4%
13,691.49
1.0%
0.6%






累計
15,164.04
-4.7%
13,691.49
-1.7%
3.0%








6月SQ日から7月SQ日の比較では、日経平均が前月比+0.4%だったのに対して、日経カバコは前月比+1.0%となりました。SQ値が権利行使価格を超えませんでしたので、日経カバコの方がコールプレミアム分だけパフォーマンスがよいという結果になりました。

年初SQ日から直近SQ日の比較では、2014年に入ってからSQ値が権利行使価格を超えたことはありませんでしたので、日経平均が-4.7%であるのに対して、日経カバコは-1.7%となっています。今のところは日経カバコの方が有利な状況です。



【ETF一口当たり純資産の比較】
SQ日
1321_225
変動率
1565_カバコ
変動率
差異
2014/01/10
16,227.40

13,775.00


2014/02/14
14,594.90
-10.1%
12,492.00
-9.3%
0.7%
2014/03/14
14,616.50
0.1%
12,517.00
0.2%
0.1%
2014/04/11
14,345.20
-1.9%
12,398.00
-1.0%
0.9%
2014/05/09
14,590.60
1.7%
12,559.00
1.3%
-0.4%
2014/06/13
15,513.00
6.3%
13,447.00
7.1%
0.7%
2014/07/11
15,394.10
-0.8%
13,533.00
0.6%
1.4%






分配金
199.00


-

トータルR
15,593.10
-3.9%
13,533.00
-1.8%
2.2%


こちらはそれぞれの指数に連動しているETFの一口当たり純資産の比較です。指数に対して日経平均構成銘柄の配当金の要素が加わりますので、指数の変動とは動きが若干異なります。たとえば4月SQ日時点の日経平均が前月比-2.6%だったのに対して、1321_225は前月比-1.9%でした。これは3月末の配当金が加算されたことによります。

1565_日経カバコは2014年に入ってからは、従来の指数連動有価証券での運用ではなくて、225先物によるカバードコール運用になっています。したがって指数の変動から乖離がでる場合があることと、分配金が出ないことに注意が必要です。

私はETFを比較する際には通常は市場価格を使用しているのですが、この数表では一口当たり純資産の比較にしています。これは1565_日経カバコの取引量が大きくないので市場価格を使用するとイレギュラーな変動率になるかもしれないということを危惧したからです。



最後に7月SQ日の所感です。

ここのところ仕事が忙しかったのでいまいち指標をチェックできないでいましたが、日経平均はほぼ横ばいで推移しており、結果的には権利行使価格を超えるどころか近づきもしませんでした。今月もカバコが勝ちました。来月は権利行使価格が16,000円に設定されましたので、日経平均が16,000円台に乗るのかどうかが見物です。

それよりも直近でニュースがありました。7月10日に東証の適時開示情報のところに約款変更に関するお知らせが発表されたのです。内容は現状の運用に合わせて約款を変更するので書面決議を行うということでした。

これはつまり以前のような指数連動有価証券への投資に戻ることは当分ない、ということなのでしょう。一時的にということで先物とオプション取引の組み合わせにより指数との連動を保ってきましたが、この状態が続くようです。

したがって分配金を払い出すことは多分もうないのでしょうね。別に損するわけではなくてオプション収入分は純資産に組み入れられるわけですから(指数がオプション収入込みなので)、それはそれでよいのかもしれません。

とはいえ私の運用方針では分配があることが重要ですので、分配金がないことはデメリットです。当面は保有を続けるつもりですが、もしかしたら見直しが必要になるかもしれません。


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