日経カバコ月次ウォッチ(2014/06)

はじめに(←本シリーズの説明)



※単位は円、純資産および終値は1口当たり。▽はコールプレミアムを示す。
※日経平均株価および日経平均カバードコール指数は日本経済新聞社によります。
※権利行使価格は推定価格をプロットしたものです。
※1565純資産および終値は東証のページから数値をプロットしています。
※コールプレミアムは大証のデータを参照しています。


 
6月SQ値は14,807.72となり権利行使価格の14,875円を下回りました。

7月SQの権利行使価格は15,750円、コールプレミアムは85円と思われます。


日経平均株価は5月中旬より値上がりを始め、6月に入ってからは権利行使価格を超えて推移しておりました。しかしながら6月13日に発表されたSQ値は権利行使価格を下回る結果となりました。


以下はSQ前日の日経平均株価終値に1.05を乗じた数値を超える最少の権利行使価格と、その権利行使価格のSQ日のコールプレミアム終値を調べたものです。実際の分配金は費用や配当などにより必ずしもコールプレミアムの合計と同じではありません。

SQ月
 権利行使価格
 コールプレミアム
05月
15,125円
46円
06月
14,875円
105円
07月
15,875円
85円
合計

236円

過去の分配金はこちらを参照ください。



【指数の比較】
SQ日
日経平均
変動率
日経カバコ
変動率
差異
2014/01/10
15,912.06

13,934.61


2014/02/14
14,313.03
-10.0%
12,617.55
-9.5%
0.6%
2014/03/14
14,327.66
0.1%
12,692.53
0.6%
0.5%
2014/04/11
13,960.05
-2.6%
12,399.74
-2.3%
0.3%
2014/05/09
14,199.59
1.7%
12,654.22
2.1%
0.3%
2014/06/13
15,097.84
6.3%
13,554.97
7.1%
0.8%












累計
15,097.84
-5.1%
13,554.97
-2.7%
2.4%








先月まではグラフ形式で日経平均と日経カバコの指数推移を比べていましたが、分かりづらいので今後は数表の形式でまとめることにしました。

5月SQ日から6月SQ日の比較では、日経平均が前月比+6.3%だったのに対して、日経カバコは前月比+7.1%となりました。SQ値が権利行使価格を超えませんでしたので、日経カバコの方がコールプレミアム分だけパフォーマンスがよいという結果になりました。

年初SQ日から直近SQ日の比較では、2014年に入ってからSQ値が権利行使価格を超えたことはありませんでしたので、日経平均が-5.1%であるのに対して、日経カバコは-2.7%となっています。今のところは日経カバコの方が有利な状況です。



【ETF一口当たり純資産の比較】
SQ日
1321_225
変動率
1565_カバコ
変動率
差異
2014/01/10
16,227.40

13,775.00


2014/02/14
14,594.90
-10.1%
12,492.00
-9.3%
0.7%
2014/03/14
14,616.50
0.1%
12,517.00
0.2%
0.1%
2014/04/11
14,345.20
-1.9%
12,398.00
-1.0%
0.9%
2014/05/09
14,590.60
1.7%
12,559.00
1.3%
-0.4%
2014/06/13
15,513.00
6.3%
13,447.00
7.1%
0.7%






分配金

-

-

トータルR
15,513.00
-4.4%
13,447.00
-2.4%
2.0%


こちらはそれぞれの指数に連動しているETFの一口当たり純資産の比較です。指数に対して日経平均構成銘柄の配当金の要素が加わりますので、指数の変動とは動きが若干異なります。たとえば4月SQ日時点の日経平均が前月比-2.6%だったのに対して、1321_225は前月比-1.9%でした。これは3月末の配当金が加算されたことによります。

1565_日経カバコは2014年に入ってからは、従来の指数連動有価証券での運用ではなくて、225先物によるカバードコール運用になっています。したがって指数の変動から乖離がでる場合があることと、分配金が出ないことに注意が必要です。

私はETFを比較する際には通常は市場価格を使用しているのですが、今回は一口当たり純資産の比較にしています。これは1565_日経カバコの取引量が大きくないので市場価格を使用するとイレギュラーな変動率になるかもしれないということを危惧したからです。



最後に6月SQ日の所感です。

年初からSQ値は権利行使価格を超えずにきていましたが、最終売買日の6月12日、今月はとうとう権利行使価格を超えてしまったとがっかりしていました。実際一番上のグラフでは日経平均は権利行使価格を上回って推移しています。

ところが翌日に発表されたSQ値は権利行使価格を下回るものでした。どういう理屈なのか分からないのですが、とにかく今月も日経カバコの勝ちとなりました。うれしかったです。

日々の相場に一喜一憂するのはインデックス投資家にとってはあるまじきことなのかもしれませんが、こういう楽しみがあってもいいと思っています。

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