アセットクラス兵科説【6】(グスタフ・アドルフ/ナポレオン)
※この記事は歴史的事実や金融商品のリスクなどを厳密に検証したものではありません。いわゆる「ネタ」ですので、軽い気持ちでご覧ください。(狼狽えてしまいますから本気で反論しないでくださいね、というエクスキューズ)
これまで;
・古代都市国家・・・重装歩兵主体の防御型
・アレキサンドロス/ハンニバル・・・歩兵で防御して騎兵で攻撃する標準型
・チンギスハーン・・・全員騎兵の攻撃型
・スペイン方陣・・・砲兵と歩兵を組み合わせる変則型
というふうに、近世以前の兵科を資産運用のアセットクラスに当てはめてみるという「アセットクラス兵科説」に基づいて、実にいい加減なことを書いてきました。
最終回になります今回は、グスタフ・アドルフとナポレオンです。
追記:この回を最終回にするはずだったんですが、このシリーズに応援メッセージをいただきました結果、インスピレーションがムラムラとわいてきてしまいました。おもしろい記事になるかどうかわかりませんが、もう少し続けさせてください。
「北方の獅子」の異名を持つスウェーデン王グスタフ・アドルフは、それまでの大砲を軽量化して歩兵・騎兵・砲兵を連携して運用するいわゆる三兵戦術を発展させました。フランス革命後の混乱期にのし上がり、三兵戦術をさらに効果的に運用したナポレオンは、欧州に覇を唱えました。
仮に歩兵:三分の一、騎兵:三分の一、砲兵:三分の一として、これを「アセットクラス兵科説」により読み替えると・・・
債券:三分の一
株式:三分の一
不動産:三分の一
・・・。
これは資産三分法と呼ばれる方法に近い気がしますが、本来の資産三分法は現金・株式・土地ということらしいので少し違いますね。異なる値動きをするものへの分散型といえるのかもしれません。
比較的リスク(ここでは標準偏差の意)が低い債券であってもリスク資産であることに変わりなく、生活のための資金や、木村剛氏が提唱していた生活防衛資金、また追加投資のための予備資金は、リスク資産のアセットアロケーションとは切り離しておくべきなのではないか、などということを考えています。また機会を改めてお話しできればと思います。
さて、一応用意しておいた類型についてお話しすることができました。
ここでは蛇足ながら私自身の軍団編成をご紹介させていただきたいと思います。
まず前段に騎兵を並べます。後段中央に砲兵を並べ、その側面を歩兵で防御します。私の本営には近衛兵を配置します。敵陣が密集しているならば砲撃を加え、分散しているならば騎兵突撃を行うイメージです。
仮に騎兵:5割、砲兵:3割、歩兵:1割、近衛兵:1割として、これを「アセットクラス兵科説」により読み替えてみると・・・
株式:50%
不動産:30%
債券:10%
オルタナティブ:10%
・・・。
うーん。いろいろな方々のアセットアロケーションを拝見していますが、私の探し方が悪いのか、あまりこういう配分をしている方を見たことがないような・・・。
きちんとリスク・リターンを計算せずに管理しやすいように割合を決めてますので、正統なモダンポートフォリオ理論からは導き出せてこない、というかありえない配分なのかもしれません。
自分のお金なので自分のやりたいようにやってみますね。
※初回にコモディティなどのオルタナティブをどうするのか決めかねている、と書きました。貴金属などなので、きらびやかな近衛兵としてみました。
2014/10/04追記:その後アセットアロケーションを見直したため、現在では上記の配分になっておりません。具体的にはコモディティと個人向け国債を処分して、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券、の7つのアセットクラスに対して資金を均等配分する形に変えました。
いずれ再度アセットアロケーションを見直すつもりです。次回のアセットアロケーションは、先進国株式、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券、の5つのアセットクラスに対して資金を均等配分しようと考えています。
最終的なアセットアロケーションは、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券の4資産均等配分を考えています。
2014/12/28追記:再度アセットアロケーションを見直して、先進国株式、新興国株式、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券の6つのアセットクラスに対して資金を均等配分する形に変えました。
これまで;
・古代都市国家・・・重装歩兵主体の防御型
・アレキサンドロス/ハンニバル・・・歩兵で防御して騎兵で攻撃する標準型
・チンギスハーン・・・全員騎兵の攻撃型
・スペイン方陣・・・砲兵と歩兵を組み合わせる変則型
というふうに、近世以前の兵科を資産運用のアセットクラスに当てはめてみるという「アセットクラス兵科説」に基づいて、実にいい加減なことを書いてきました。
最終回になります今回は、グスタフ・アドルフとナポレオンです。
追記:この回を最終回にするはずだったんですが、このシリーズに応援メッセージをいただきました結果、インスピレーションがムラムラとわいてきてしまいました。おもしろい記事になるかどうかわかりませんが、もう少し続けさせてください。
「北方の獅子」の異名を持つスウェーデン王グスタフ・アドルフは、それまでの大砲を軽量化して歩兵・騎兵・砲兵を連携して運用するいわゆる三兵戦術を発展させました。フランス革命後の混乱期にのし上がり、三兵戦術をさらに効果的に運用したナポレオンは、欧州に覇を唱えました。
仮に歩兵:三分の一、騎兵:三分の一、砲兵:三分の一として、これを「アセットクラス兵科説」により読み替えると・・・
債券:三分の一
株式:三分の一
不動産:三分の一
・・・。
これは資産三分法と呼ばれる方法に近い気がしますが、本来の資産三分法は現金・株式・土地ということらしいので少し違いますね。異なる値動きをするものへの分散型といえるのかもしれません。
比較的リスク(ここでは標準偏差の意)が低い債券であってもリスク資産であることに変わりなく、生活のための資金や、木村剛氏が提唱していた生活防衛資金、また追加投資のための予備資金は、リスク資産のアセットアロケーションとは切り離しておくべきなのではないか、などということを考えています。また機会を改めてお話しできればと思います。
さて、一応用意しておいた類型についてお話しすることができました。
ここでは蛇足ながら私自身の軍団編成をご紹介させていただきたいと思います。
まず前段に騎兵を並べます。後段中央に砲兵を並べ、その側面を歩兵で防御します。私の本営には近衛兵を配置します。敵陣が密集しているならば砲撃を加え、分散しているならば騎兵突撃を行うイメージです。
仮に騎兵:5割、砲兵:3割、歩兵:1割、近衛兵:1割として、これを「アセットクラス兵科説」により読み替えてみると・・・
株式:50%
不動産:30%
債券:10%
オルタナティブ:10%
・・・。
うーん。いろいろな方々のアセットアロケーションを拝見していますが、私の探し方が悪いのか、あまりこういう配分をしている方を見たことがないような・・・。
きちんとリスク・リターンを計算せずに管理しやすいように割合を決めてますので、正統なモダンポートフォリオ理論からは導き出せてこない、というかありえない配分なのかもしれません。
自分のお金なので自分のやりたいようにやってみますね。
※初回にコモディティなどのオルタナティブをどうするのか決めかねている、と書きました。貴金属などなので、きらびやかな近衛兵としてみました。
2014/10/04追記:その後アセットアロケーションを見直したため、現在では上記の配分になっておりません。具体的にはコモディティと個人向け国債を処分して、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券、の7つのアセットクラスに対して資金を均等配分する形に変えました。
いずれ再度アセットアロケーションを見直すつもりです。次回のアセットアロケーションは、先進国株式、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券、の5つのアセットクラスに対して資金を均等配分しようと考えています。
最終的なアセットアロケーションは、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券の4資産均等配分を考えています。
2014/12/28追記:再度アセットアロケーションを見直して、先進国株式、新興国株式、国内不動産、海外不動産、先進国債券、新興国債券の6つのアセットクラスに対して資金を均等配分する形に変えました。
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コメント
三分の計
そうなんです
>モ人SYO-GOさん
私自身、妄想しまくりです。株式、と一口に言っても先進国株式は外国人部隊、たとえば長槍(ランス)に甲冑の騎士を想像し、国内株式は鎧兜に袰(ほろ、矢を避けるために竹かごに布を張ったもの)を背負った騎馬武者を想像してます。
我ながら変な人ですけど、こういう妄想しているとなんだか楽しくて・・・。
私自身、妄想しまくりです。株式、と一口に言っても先進国株式は外国人部隊、たとえば長槍(ランス)に甲冑の騎士を想像し、国内株式は鎧兜に袰(ほろ、矢を避けるために竹かごに布を張ったもの)を背負った騎馬武者を想像してます。
我ながら変な人ですけど、こういう妄想しているとなんだか楽しくて・・・。
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続きにもそれとなく期待してます(笑)
前エントリのスペイン方陣にコメントしそびれたんですが、債券50:不動産50みたいな「人生全体でみれば意外とそこら中にいそうなPF」も興味深かったのですが、今回みたいな結果的にユダヤの教えに近づくってのも面白いですね。
あと、ご自身のPFの解釈もなかなか。なんか、自PFの事も考え(妄想)しちゃいます…